小沢敦志 / 一冊の街

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イメージ(画像URL)
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ステータス
マップ掲載済
作家名
小沢敦志
作品名
一冊の街
エリア
東京都
立川市
所在地
東京都立川市泉町1156−9 立川市役所 西側スペース
設置年
2010年
サイズ
素材
説明文
作者は、立川市内の共同アトリエ「石田倉庫」で 1300℃の炉で加熱したスチール製の 廃材を来場者にハンマーでたたいてもらうというワークショップ(この場合は体験型の共 同作業)を 2007 年から毎年 1 回、計 3 回開催しました。このとき生まれたペラペラの鉄 の部品を、一つの彫刻作品として完成させてのが、この作品です。 この共同アトリエで、小さな子どもから高齢の方まで無心に鉄を叩くという光景は、こ の場でしか成立しない出来事で、残された鉄の部分は「街の記憶」になった、と作者は言 います。 また、鉄製品そのものも、ここに廃材として辿り着くまでに様々な人の記憶を掘り下げ ていく作業は、その過程で数多くの「人の気配」と出会う仕事であったそうです。 文字も数字もないこの本は無言でありながら、数多くの市民の気配を語っています。 この彫刻に関わる全てが街と深く結びつくものであり、冷え固まった鉄は不変の記憶と なるとの想いから、「一冊の街」と題されました。 小沢さんは公募で選定され、制作にあたりました。
参照URL
備考
ファーレ立川